【特集】映画『漁港の肉子ちゃん』観たよ感想レポ

スタッフレビュー

に、肉子ちゃん・・・?

名前がヤバイな。ゆるキャラか何かかな

観てきたよ!!肉子ちゃん

そのこえは、、!

我が友、Ri-CHO氏ではないか・・・??

いかにも、Ri-CHOである〜!

(やはりこのくだりは毎回やるのだな)

いきなりだけども色々思うところがあったのでちょっと語らせてくれ〜〜!

ということは、結構面白かった感じなの??

うーん、そうねー。

それも含めて語っていきたいと思う〜〜

映画『漁港の肉子ちゃん』はこんな映画

愛情深い性格ゆえに、これまでの人生、ダメ男ばかりを引き寄せては、何度もだまされてきた母・肉子ちゃん。
とんでもなく豪快で、子どもみたいに純粋な母に比べて、しっかりもので大人びた性格の小学5年の娘・キクコ。
ふたりは肉子ちゃんの恋が終わるたびに各地を放浪し、北の漁港の町へと流れ着く。

漁港で途方にくれる母娘の胃を満たしたのは、一軒の焼き肉屋「うをがし」の焼肉だった。妻に先立たれ、店をたたもうとしていた店主・サッサンは、目の前に現れた肉子ちゃんを”肉の神様”だと思い、「決しておなかを壊さないこと」を条件に肉子ちゃんを雇いいれる。
こうして、サッサンが所有する漁港の船を住処に、肉子ちゃんとキクコの新しい生活が始まった……!キクコは地元の小学校に転入する。
土地の言葉をきちんと使い、運動神経がよく、まわりの友達から「かわいい」と言われることが多いキクコは、大阪出身でもないのに大阪弁で思ったことをすぐ口に出し、町中でマトリョーシカと噂される母・肉子ちゃんの存在を、最近ちょっと恥ずかしいと思っている。
一方、学校ではこの年頃特有の女子グループ間のやっかいな抗争に巻き込まれたり、風変わりな少年・二宮との出会いで、キクコは少しずつ成長し、この漁港の町をどんどん好きになっていく。

肉子ちゃんの次の恋が終わったら、またこの町を出て行かなければならない。そんな不安がよぎるキクコと肉子ちゃんの大きな秘密が明らかになり……

映画『漁港の肉子ちゃん』 公式サイト

ん〜〜なんか、ほのぼの系って感じ?

そうね、大きい事件がおこったり、誰かが死んでしまったりとかはないけど、分かりやすくて安心して観れる作品だなぁって思ったよ。

男に騙されてきた、ってのがw

アニメーションが鬼綺麗

アニメーション制作はあの​​​STUDIO4℃​だよ。

なんと・・・!

『鉄コン筋クリート』や『映画 えんとつ町のプペル』、『海獣の子供』の・・・?!やばすぎん?

それな、正直STUDIO4℃​だからこの映画を観たと言っても過言ではないw

めちゃくちゃ動くし、綺麗だし、アニメーションの技術の高さがこの映画を面白くしてくれてると言ってもいいと思う。

そんなにかw

たしかに背景も綺麗だし、キャラクターも魅力的だねぇ

肉子ちゃん、たっぷんたっぷんで初見だとなんじゃこれってなるけど、動いてるとだんだん可愛く見えてくるから不思議w

むしろ動いてる方が可愛いと思う、肉子ちゃん。

訳ありな母娘

確かに観てると可愛く思えてくるけどこの母娘本当に似てないな。。。。

似てないね

確かにw

親子でも似ないパターンもあるとは思うんだけど、この母娘に関しては本当に似てないし、なんで似てないのかっていうのは物語の最後に明らかになるよ。

ほうほう、血が繋がってないとか?

まあそれはぜひ本編でお楽しみいただいてもろてw

詳しくは省略するけど、この母娘

漢字は違うけど名前が同じ「キクコ」なのよね。最初にそこが語られるから、あれ?ってなる。

なんかあるんだなーこの2人、みたいな。

娘がしっかりしすぎてて心配になるw

これはw

マジでこれは観ながらずっと思ってたんだよねw

娘のキクコ(キクリンと呼ばれている)がめっちゃしっかり者で大人びていてとってもいい子すぎる。。。!って思った。

本当に小5?!みたいな。

ほうほう、例えばどんな?

すごく周りに気を遣って行動していたり、自分のことをしっかり客観視できているところ、あとは感情的にならないところ、、かなぁ

私の勝手なイメージなんだけど、小学5年生って多感な時期とはいえまだまだ子供だし、もっと怒ったり泣いたりするものなんじゃない?と思って。

実際にキクリンのクラスメイトの女の子たちは結構感情を表に出してたり、声を荒げたりするシーンが多いなって印象でした。

キクリンえらいな。

自分の子供の頃と比べちゃうよねw

それな、すごく思った。

自分の子供時代とはかけ離れたしっかりさんでちょっと自分が恥ずかしくなるw

自分がもういい大人だから勝手に親目線?みたいな感じで見てしまうよね。

今の子供たちはませてるってよくいうけど、キクリンみたいにしっかりしてる子が多かったりするのかもね。。。

女の子あるあるが結構リアル

これはどういうこと?

これは主にキクリンの人間関係かなぁ

クラスの女の子たちの派閥?みたいなのってやっぱりどこでもあるじゃん?

昼休みはクラスの力のある子たちの権力で半ば強制的に遊ぶ内容を決められて、それに従わなかったり、難色を示すとハブられる、みたいなの。

女子こえー。って男子がなるやつだw

そうなんよw

大人になったらこんな派閥なんて本当にどうでも良すぎて笑っちゃうんだけど、小学生の頃って学校と家が世界の全てだからどうしてもね、悩ましいよね。

今まで仲良くしてた子とちょっと意見が合わないってだけで睨まれたりハブられたりこれみよがしにヒソヒソされたり。。。w

あんまり自己主張せずに曖昧な返事をしてしまったキクリンは仲良しの女の子からハブられちゃうんだよね。。

なんか妙に生々しくない?w

それなw

みんな経験あるんだなあ〜〜て苦い気持ちになるよねぇw

人間関係ってめんどくさい&難しいw

二宮の存在と仲直り

ここでいいキャラが出てきますw

ほお。この二宮ってのがそれかな

イエス。

彼はキクリンの同級生で、物静かで目立たない男の子なんだけど、ちょっと面白いキャラで。

待って、CV:花江夏樹。。?!

そ・れ・な!!!!

長めのセリフが出るまで知らなかったんだけど花江夏樹さんだったのでびっくりしちゃって。

わーこの映画お金かかってるなぁ〜〜って思った。

んで、面白いってのは?

この二宮くんなんだけど、自分の意識とは関係なく突発的に顔を動かして、変顔しちゃうのね。

変顔っぷりの作画も面白くて好き。お子さんは笑っちゃうかもな?ってシーン。

なんで変顔wwwww

これは私の推測というか、解釈でしかないんだけど、二宮くんはおそらくチック症という神経の病気の患者さんなんじゃないかな〜と思って。

あ〜〜、聞いたことある。

勝手に体動かしちゃったり、声出しちゃったりするやつね。

そうそう。小児期に発症してちょうど10〜12歳くらいの時に症状が激しくなるらしいから、多分そうなんじゃないかな〜ってぼんやり思った。

作品の中ではあえて病名をはっきり出したりはしてないから、これはあくまでも私の考察というか、解釈だから、そこはご留意ください〜。

あえて二宮くんをこういうキャラにしたのは何か意味があるのか。。。?

それは私も思った。

彼はその症状の緩和というか、気を紛らわせる意図もあるのかな、”ことぶきセンター”ってところでジオラマを制作してるのね。

多分、創作に熱中することがいい、みたいな感じなのかも。本人も無理やりやらされてるって感は少なくとも私は読み取れなかったから無理やりではないのか、良かったって安心した。

どこまでも優しい世界でほっこりするね。

それな、キクリンも二宮に対してクラスの女の子の愚痴を言ってしまうんだけど、そこで自分が一番仲の良かった女の子のことを悪く思っていたんだなって気づくんだよね。

ただ悪口を言って終わるんじゃなくて、自分がどういう気持ちでいたのかを気付くことができるってすごいよね。。。マジで偉すぎんか?って思った

おお、キクリンえらいな!

じゃあ仲直りできるんだね?

うん。ここで好きなのが言葉使いなんだけど、キクリンは普段クラスの子や街の人と話すときは地元の言葉を遣って、肉子ちゃんと話すときは関西弁なんだよね。

でも、その女の子と仲直りするとき、「かんにんな」って関西弁で泣きながらいうとこがよかった。相手の子も、「かんにんって、何?」って聞いちゃうの。

わー、第一関門突破じゃ〜〜ん、おめでとう〜って思えたよ〜。

よかったよかった、モヤモヤがひとつ晴れたのね。

なんか既視感あるぞw

話は飛ぶんだけど、この作品、なんかどっかで見たことあるな?ってシーンが多く出てくるんだ。

え、というと?

みんな大好きジブリ作品のパロディ??みたいな感じでシーンの構図とかセリフとか物語の展開とか?出てくるw

何〜〜〜?!ジブリのパクリか?!?!

パクリやめてください!!!!!

鬼滅キッズみたいなこと言うのやめてw

キャラクターデザイン・総作画監督で小西賢一さんがいらっしゃるから納得なんよ、私も最初過激派になりかけたけど、これはパクリではないので安心してくれw

なーんだ、そういうことね。安心した。

じゃあジブリが大好きな人も楽しめそうね。

うん。そうかも。

もちろんジブリ知らない人も楽しめると思うし、この作品、親子で夏休みとかに観てほしいのかな、と思った。

確かに、「みんな望まれて生まれてきたんだよ」ってセリフ、綺麗事だけど言われるとちょっと救われるよねって思った。

そうかなぁ、綺麗事なんて言われてもちょっと気持ち悪〜〜ってなるかもw

もちろんメンタルの状態によってはそう感じる時もあるかもw心がささくれてる時とかね。

けど、生きてるのしんどいなって時とか、多感な時期で周りからの目が気になりすぎて「自分てなんで生きてるんだろ、なんで生まれてきたんだろ、あーつっら。」ていうメンタルの時は効くかもなー、と思った。

待って待って待ってめちゃくちゃネガティブすぎん?大丈夫かいなw

これは単に私のメンタルが乱高下するだけだから心配しないでw

キクリンくらいの歳の時ってみんな多かれ少なかれこんな感じのメンタルだったくない?

とにかく、元気が出るなあと思える作品です〜

キクリンの成長をすごく楽しく温かく見守れていいなと思ったし、何より絵が綺麗で癒されるのでよかったら観てみてね!!!!

映画『漁港の肉子ちゃん』は6月11日(金)公開!!

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