高嶺のなでしこ・城月菜央さんが選ぶ2025年注目のホラー映画特集

アイドルグループ「高嶺のなでしこ」のホラー担当・城月菜央さん

ホラー映画大好きアイドルの城月さんに、これから公開される2025年の注目ホラー映画15作品について、気になるポイントを聞いてみました。
高嶺のなでしこ のホラー担当・城月菜央さん
城月菜央さんは、アイドルグループ・高嶺のなでしこのメンバー。趣味はホラー系作品鑑賞と、SHOWROOMやXでの情報発信も活発です。


アイドルグループ・高嶺のなでしことは?
HoneyWorksサウンドプロデュースアイドルグループ。2025年6月に広州と上海で初のワンマンライブ、9月に幕張メッセでグループ最大規模のライブを開催。



ただ怖い、というだけでなく、怖さの中にどんな魅力を感じているのか、城月さんならではの視点に注目してみてください!
※本記事のインタビューは2025年5月初旬に行われました
2025年の注目ホラー映画15作品
映画『サブスタンス』(公開中)



まずは1本目、第96回アカデミー賞を獲得した異色のホラー映画『サブスタンス』。元トップ女優のエリザベス(デミ・ムーア)が容姿の衰えと仕事の激減を感じ、新たな再生医療「サブスタンス」に手を出してしまう。それがおぞましい結末の入口だった……。



というわけで、城月さん。『サブスタンス』への期待感を教えてください!



アイドルとして「可愛い」っていう言葉には共感するし、敏感になってしまう!自分を再生してまで美を保つことに、尊敬の気持ちがあります!



可愛いが暴走して阿鼻叫喚っていうフレーズは気になっていて、映像はとってもカラフルな感じで、なんかすごいロックな感じで、なんかバービー人形みたいなかわいさがありました!



血が出てきたのが、意外とあのカラフルな世界になら紛れて見やすいんじゃないかって思いました!



本作にはグロテスクなシーンもあるんですが、城月さんは平気ですか?



私はけっこう見ちゃうタイプです!



それでいうと、一番気になっちゃうのは、黒目の部分がめっちゃ増えるシーンです!!!あそこのシーンは気になりますね!笑



衝撃的な映像ですものね!本編ではさらにすごい世界が待っているので、ぜひ楽しみにしてください!
映画『ノスフェラトゥ』(公開中)



続いては映画『ノスフェラトゥ』。本作のロバート・エガース監督は、幼い頃にサイレント映画『吸血鬼 ノスフェラトゥ』(1922年)を観て虜になったと言います。



第97回アカデミー賞で4部門にノミネートされた実績を持つ美しい映像世界が特徴です。主人公のエレンを演じるのは、ジョニー・デップの娘、リリー=ローズ・デップです。



城月さん、『ノスフェラトゥ』はどんなところが気になりましたか?



白黒感が強めの映像で、その時代に行けた感じがして面白そうだと思いました!



気になったのは「私の前に立っていたのは“死”そのもの」ってセリフです。死を恐怖しているはずなのに、そこに幸福を感じることってないじゃないですか?



主人公は何を思ってこう言ったのか気になるし



吸血鬼自身が主人公を好きになってしまう話なのかなと、怖さも含めて、いろんな予想ができて……そう、ワクワクって感じです!



ワクワクなんですね、ホラー好きな城月さんらしい期待感のあるコメントありがとうございます
映画『ガール・ウィズ・ニードル』(公開中)



映画『ガール・ウィズ・ニードル』は、第一次世界大戦のデンマークで起こった事件をベースにした作品です



ホラーというよりも、ゴシックミステリー作品ですね



先ほどのノスフェラトゥよりもさらに白黒感が出ていて、私はその世界に入り込める感じが好きなので、世界観がめっちゃ好きです!



気になるのは「消える事件」!



犯人がどう動いていたのか、まったく分からない状態なので、展開が気になります!



なんか、仮面みたいなのが出てきて、あれは何だったんだろう?自分の身を隠してるのかな?彼のトレードマークなのか?とか、そういうところもめっちゃ気になりました!



時代背景を探りながら見れる作品なのは勉強になるし、面白そうって思います!



昔を描いた作品だと、そういった楽しみもありますよね!
5/30(金)公開『ネファリアス』



続いては映画『ネファリアス』。精神科医と殺人鬼の心理戦を描くホラーサスペンスです!



連続殺人犯を演じるのは、『処刑人』のショーン・パトリック・フラナリー!



口達者な悪魔が死刑囚に取りついてるのか、死刑囚自体が悪魔なのか



死刑囚が悪魔だと例えて話を進めてるのか、なんかすでになんかそういう考察みたいなのができてなんか楽しい、話している今も楽しい。笑



予告でカウントダウン「3」「2」ときて、「1」がなかったので、その後がどうなったのか、まったく予想できないところが、さらにこの映画に興味湧くなって感じました!



話がどう転ぶのか分からないのが、より興味をそそりますね
6/6(金)公開『MaXXXine マキシーン』



A24発のスターダム・スリラー・エンターテインメント『MaXXXine マキシーン』!『X エックス』の続編で、猟奇殺人の現場から逃げ延びたマキシーンが主人公です!



『X エックス』は前に観たことあります!



ホラー映画の撮影シーン?から始まって、ハリウッドのダークサイドな部分を描いた主人公のマキシーンが銃を持って、なんか……怯えてるっていうよりは、堂々としてる



やっぱ彼女が強い女性だからなのか、かっこいい女性を描かれてるからなのか、心強いというか頼もしいというか、彼女の味方側になって見れるのかなと思いました!



ホラーと言うにはは少し違うかもしれませんが、独特の世界観とマキシーンの突き抜けたキャラクターが興味深いですね!
6/6(金)公開『見える子ちゃん』



続いては、人気のホラーコミックを実写化した映画『見える子ちゃん』



城月さんは、原作もアニメも見ていたとのことですが……



自分がアニメやマンガで楽しんでた作品が実写になるっていうことに、けっこう衝撃ですし、好きな作品なので楽しみです!



『見える子ちゃん』ってふつうに日常が進んでく中で、なんかこう、ヤバい霊や怖い霊が見える系の話じゃないですか!



予告編を観ると、けっこう急展開とかありそうな感じなのがめっちゃ嬉しいです!



映画版は、ひたすら霊を無視する青春ホラーエンターテインメントと言われています



私の場合は主人公みたいになんかどんなことに興味がありすぎて、もし霊が見えてもなんか無視できる自信とかないので、生き残れないなって個人的に思いながら……



この映画で出てくる展開を、どう見える子ちゃんたちが回避していくのか、めっちゃ見どころって感じです!



原作やアニメとはまた違った展開に期待が高まりますね!
6/13(金)公開『ドールハウス』



続いては、矢口史靖監督による映画『ドールハウス』!



展開が読めない感じの作品ですね



人形を、自分の子供のように育ててたわけじゃないですか



そうですね



その人形を、なんかちょっと……ほったらかしじゃないですけど、そういう扱いにしてたんだろうな……みたいな描写が入ってて



私は人形に情が入ってしまったので、もうなんか号泣シーンなんですよ!笑



あっ、怖さじゃない



そうなんですよ。で、お子さんが生まれて、お子さんが成長したときに人形が動き出すじゃないですか?その人形が動く姿は描かれているけど、どんな感じで動く描写が描かれるのかな?とかすごい気になりますし



どうして動きだしたんだろう、とか思うところもあって、呪いたくて動いてるのか、シンプルにかまって欲しくて動いてるのか、どういう展開になるのか予想できなくて楽しみです



人形が動き出す怖さよりも、どうして動いたのかに興味を持つんですね、城月さんらしい視点です!
6/13(金)公開『きさらぎ駅Re:』



次は、2022年公開『きさらぎ駅』の続編となる『きさらぎ駅Re:』です!



城月さんは前作『きさらぎ駅』も見られているということですが、続編への期待感を教えてください!



そうですね、まず……きさらぎ駅の第1作目にはいない、この方誰〜??っていう方が映ってるのが、個人的に興奮ポイント1つめで!



線路に出てくるあのおじ様また出てる〜!!笑、っていうのがなんか登場人物たちに興奮が止まらなくて!



きさらぎ駅の前作の最後って、けっこう人間みがある怖さで終わるんですけど



今回はどんな結末で終わるのか、救い出せて完結するのか、予想できないっていうか、これはけっこう楽しみです!!フフフ!



1作目ファンからしたら、2作目もこうこう楽しみすぎる作品だと思う!



ところで、きさらぎ駅の元ネタが、2ちゃんねる(当時)だって知ってました?



ゲームで「きさらぎ駅」があって、それで知ったんですよ!



ゲームから!それは意外でした
6/20(金)公開『28年後…』



続いては、ダニー・ボイル監督の映画『28年後…』。2002年公開の『28日後…』、2007年公開の『28週後…』に続く第3作目です!



城月さんは、前作・前々作はご存知なんですね?



はい、初めて観る方はゾンビ映画だと思うかもしれないんですけど、1作目も2作目も、人間が理性飛んで凶暴化するウイルスが蔓延してる世界なので、そもそもゾンビじゃないんですよ



そんな設定の中で本作の特徴って、やっぱり人間ドラマがすごいところだなって思ってて、泣けるシーンだったり、助かったかもしれないところで助からなかったりとか、そういうドラマが1作目と2作目とかでけっこう多かったんです



本作はこれまでの続きっていうことで、さらに28年、時間がかなり経ってるので、どんなまた人間ドラマがあるのかも気にになりますし



28年後の世界って、ふつうに人間の脳内でも想像できることってあまりないので、けっこう気になってます!



28年後なんて、想像できない未来ですもんね!
7/25(金)公開『事故物件ゾク 恐い間取り』



続いては、2020年に大ヒットした『事故物件 怖い間取り』の最新作『#事故物件ゾク 怖い間取り』です!



今回は、Snow Manの渡辺翔太さんが演じる桑田ヤヒロが「事故物件住みますタレント」としてさまざまな事故物件を転々とします。城月さんは前作もご存じとのことですが……



前作も、テレビ出演のために事故物件に住んでみるっていう話でしたけど、ゾクも主人公が事故物件にネタを探しに行ってる作品ですよね



事故物件だから、何か起きるんだ〜と思いながら観てるんですけど、
「何か」がけっこうちゃんと見えるじゃないですか?



幽霊っぽいものが見えたりだとか、それらしいものがボンヤリじゃなく、はっきり描かれてるっていうのは、けっこう特徴的だなって思います!



つまり、グロテスクっていうより、見やすいようにはっきり描かれてるところは、そこで何かがあったということを表していて、見るたびにいいなって思います!



事故物件には理由があって、ただ怖いだけじゃなくて、それを描き出すのがこの作品の特徴だなって思いました!



さまざまなホラー作品を見ている、城月さんならではの視点ですね!
8/8(金)公開『近畿地方のある場所について』



続いては、Web小説で話題になった作品の実写化映画『近畿地方のある場所について』です。場所に関するミステリーという、これまでにない切り口のホラー映画です!



予告編ではまだ断片的な情報しかないのですが、どう感じましたか?



雑誌編集者さんが行方不明になった原因、それが近畿地方のある場所に繋がってる、っていうことらしいんですけど



いろんな謎たちが、なんで近畿地方のある場所に繋がってるのかも気になるし



その場所には何があるのか、とか、映像だけでは分かりにくい作りにになっていて、不思議さの残る、心霊系のザ・ホラーって感じがしました!



日本ならではのホラー感みたいなものがけっこうあって、神社のシーンだったり、魚が浮いてるシーンだったりとか、そういう不気味なところは、ゾッ!とするような感覚になれていいなって思います!



確かに、得体の知れない恐怖が見えますね!
8/29(金)公開『8番出口』



続いては映画『8番出口』。こちらはゲームがバズったので、実況配信とかで見たことがあるかも?



プレイもしたことあります!



話が早いですね!



現時点では特報映像だけなのですが、どう感じました?



ゲームをプレイしたこともあるので、まずは、どんな異変が、どの種類の異変が映画の中で出てくるのかは気になるところですし



ゲームでは出てこなかったロッカー?のシーンが特報に出てきて、ロッカーでも異変が何か起きるのかな?



ほかにも、知らない異変が起きていくのかが気になります!



なんかあとは小さいお子さんが出ててきたんですけど、ゲームにはなかった複数人で迷うことがあるんだ?とか



ゲームとはまた違った世界観に、面白みを感じてます!



実際にプレイしてみたからこそわかる面白さがありますねよね!映画ならではの表現にも期待ですね!
10/10(金)公開『M3GAN/ミーガン 2.0』



続いて、2023年に公開された『M3GAN/ミーガン』の続編となる映画『M3GAN/ミーガン 2.0』です!



前作『M3GAN/ミーガン』をご存知ということだったのですが、続編はいかがですか?



前作のミーガンでは、研究所が映っても一瞬だったりして、日常生活の方が多く描かれてたんですけど



今回の予告を見る限りではロボット同士の戦いのシーンがあったりとか、知らないロボットの種類……小さいミニロボットみたいなものも出てきたりして、ロボット増えてるな〜!っていうのが第一印象です!



映画のジャンルが変わってきた感じありますね



はい、1作目では、ミーガンが死んで終わったんですけど、2作目でどうやって復活?生き残ってたのか?とか、システム的にどう動いてるのか?とか



主人公の女の子に対してのミーガンの心情だったりとかは、今回の2でどう描かれるんだろうとかは、注目ポイントだなって思ってます!
日本公開未定『ファイナルディスティネーション:ブラッドライン(原題)』



続いては、日本公開未定の作品になりますが、『ファイナル・ディスティネーション』シリーズの第6作目になる『ファイナルディスティネーション:ブラッドライン(原題)』です!



ちなみに『ファイナル・デスティネーション』というシリーズが昔あったんですけど、過去作はご存知だったりしますか



はい、調べてみたんですけど、『デッドコースター』(2作目)だけ見たことがあって、シリーズになっていることを知らなかったです



確かに、本シリーズは原題だとナンバリングされているんですけど、日本だと毎回タイトルが変わっているので、シリーズだとは気づきにくいですね



『デッドコースター』を観たときも、グロテスクなシーンというか、こうリアルにありそうな、リアルに起きそうな怖いことがけっこう描かれていて



予告編でも、たまたまとたまたまが重なり合って、すごい怖いことが起きてたりとかして、その連続感がスピーディな感じでやってくるのがこのシリーズの特徴なのかなとか思いました!



本編ではめちゃめちゃいろんなことが起きるのかな?と思うと楽しいですね!



負のピタゴラスイッチですね!現時点では日本公開はアナウンスされていないんですが、公開が決まったらぜひ!



そのときはぜひ観たいです!
日本公開未定『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2(原題)』



最後は、2024年に公開された『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』の続編『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2(原題)』ですね!



こちらも前作を観られているとか?



はい、『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』は最後、いい話で終わったんですよ



なんですけど、2になってまた怖いことが起こるシーンが見えたんですけど、なんで復活してるのか?っていうところは見どころだし



謎が多かったものが解決して1作で完結したものでもあったので、2作目の謎はどんな感じで解けるんだろう?というのも気になるし



ホラー要素もかなりありそうで、ちょっとお亡くなりになるシーンや、グロテスクなシーンはどんな種類の方向性でくるのか楽しみです!フフフ!



まだ情報が少ないので、なんとも言えませんが、期待値は高いですね!
城月さんが選ぶ、特に気になる映画5本!



ここまで15本のホラー作品について話してきましたが、この中から特に3本選ぶとしたら、どれを選びますか?



映画『ネファリアス』は予告編を見た時に、私の中で一番面白みの要素が結構強いなって感じました!



やっぱその、口達者な感じが予告編を見ただけでも分かったので、どういう感じで言いくるめて、死刑囚て設定っぽいので、その死刑をどう免れるのか、それとも死刑執行されちゃうのか、どんな感じで逃げていくのか、気になってます!



1本目で『ネファリアス』いきますか!それでは、あと2本選んでください!



そうですね……うわ、選びにくい〜!全部いい



ええ、どうしよう……『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2(原題)』は、私ゲームも好きで、ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズのシンプル人形が好きなのもあって、観たいですねえ!



あと1本選びましょうか!



えー!わー!どうしよう!



ファンとしては『28年後…』はけっこう気になるんですよ、めっちゃ!ただ、続きものだし……



全部気になるんですけど、『8番出口』はやっぱ注目度が高いし、知名度的にも、ふだんホラー映画を観ない方でも、たぶん名前だけ、ゲームで知ってる方も多いと思うし



こう、ホラー映画として見てみたいっていうのもあるので『8番出口』



もう1本くらい選んでみます?



そうですね!きゃー!いや、でも、なん、うわあ、順位とか、決めてなかったんです



急に振っちゃってすみません



うわ、どうしよう、うわあ、やっぱアイドルとしては『サブスタンス』のその“美”の意識高い女性の話は気になる、な!



『サブスタンス』ですね!



はい、美意識は結構高い方だと思うので、アイドルとしても必要だと思いますし!



城月さん、貴重なお話ありがとうございました!



はい、ありがとうございました!



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