ブラピが高速鉄道で京都へ逃げる!?『ブレット・トレイン』公開!

日本の高速鉄道(新幹線ぽい乗り物)で、ブラッド・ピットが東京から京都へ向かうぞ!

謎の米原駅(※)が気になるよね

※米原駅は、滋賀県で唯一の新幹線停車駅です。「のぞみ」は全線が通過、「ひかり」「こだま」が停車します。
日本なのに日本じゃない感!異世界ニッポンとは!?

異世界な日本ってなによ?

ハリウッド映画で日本が出てくると、ビミョーに違う感じがするじゃない?

あるある!違和感のある日本語看板とかね!

(急に火がつくよね)

映画における日本はしばしば私たちの常識とは違うものが描かれがち

今回は、海外の映画に出てくる、ちょっとおかしな日本を描いた11本を紹介するのです

そんなにおかしな作品あったかな……昭和の作品ってこと?
『パシフィック・リム』(2013年公開)

まずは、ギレルモ・デル・トロ監督作品の『パシフィック・リム』だ

え!?わりと最近の作品。日本出てた??

開始50分ごろに出てくる、マコの回想シーンだ

芦田愛菜さん演じる幼少期のマコが、荒廃した東京の中を歩いているぞ

東京のどのあたり?

竹ノ塚ファイナンスというビルがあるので足立区だろう(たぶん違う)

銀座や新宿じゃなくて、まさかの足立区……!

ほかにも「益代&由美子剣店」や「カブキコンピュータ」といった看板にも注目してほしい

さらに、「消火栓」の標識は正確なのに、車のナンバープレートが雑だったり、アンバランスさがたまらんので、早送りしてスロー再生することをオススメするぞ

早送りを推奨されるとは思わなかった

なお、続編の『パシフィック・リム/アップライジング』は、日本が舞台になっているが、なんというか、かなり雑な感じで作られているので、それはそれで楽しめるぞ
『バイオハザードIV アフターライフ』(2010年公開)

次は大ヒットシリーズの第4作目『バイオハザードIV アフターライフ』だ

これも東京が出てくるのか

冒頭から渋谷のスクランブル交差点が出てくるのだ。雨の中、ゾンビ化した中島美嘉さんが通行人を襲うシーンは、焦らして焦らして、もったいつけてるぞ

煽りに愛があるな

なお、アンブレラ社の東京本部は、渋谷スクランブル交差点のすぐ下に地下都市として建設されているという厨二設定だ

現実感の無さがSFっぽくていい

半透明のディスプレイや中空の指揮所は近未来っぽいのに、職員の制服にはカタカナで「アンブレラ社」と刺繍してるのがポイント高いぞ

見どころがマニアックすぎる……

ミラジョボヴィッチは手裏剣と二刀流を使いこなすので、向こうのファンも大喜びだ

剣劇はいつの時代も強い
『007は二度死ぬ』(1967年公開)

次は『007は二度死ぬ』(1967年)だ!007シリーズの映画5作目で、ショーン・コネリー主演作

50年以上も前の作品なんて観る気が起きないな……

まあ、待て!世界的に有名な007シリーズは『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』まで58年間で25作品作られているのだが、本作が唯一の日本ロケ作品なのだ

うむ……

50年以上前の東京の風景がHD版の映像で見られるのは、007というヒットコンテンツのおかげなのだよ

ロケは日本全国に及び、鹿児島県南さつま市の秋目の漁村には記念碑が建っているぞ

さりげなく聖地巡り情報を入れてくるあたり抜け目ない……

ロケで撮影している場所は、昔の日本なんだが、セットで作られている日本は妙にレトロSF感があってオススメだ

ちなみに『007 スカイフォール』(2012年公開)に出てくる廃墟の島は、長崎の軍艦島がモデルだ
『ブラック・レイン』(1989年公開)

松田優作!高倉健!マイケル・ダグラス!アンディ・ガルシア!

日米大スターの競演ですな!あとガッツ石松!島木譲二!安岡力也!

www 若山富三郎に英語をしゃべらすとかいろんな意味でヤバい映画だな

東京の撮影許可が下りずに大阪が舞台になってるのも有名な話

リドリー・スコットが撮ると大阪がブレードランナーみたいな雰囲気をだすんだよな
『マトリックス レザレクションズ』(2021年公開)

まさか続編が作られるとは!でおなじみ、マトリックス4作目!

ネオが移動した先は新幹線(っぽい高速鉄道)

これは予告編にもチラチラ出てきたので覚えてる!

ある意味、ブレット・トレインの先駆けと言える
『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013年公開)

次はX-MENシリーズの番外編『ウルヴァリン:SAMURAI』だ

冒頭から長崎の原爆投下という、アメリカと日本の因縁を感じるスタートなのだ

新宿駅や増上寺、上野駅といった主要名所だけでなく、広島県の福山駅も使われているぞ

日本人キャストは誰が出ているのかな……

TAO、福島リラ、真田広之といったキャストが出演している

真田広之演じるシンゲン・ヤシダは、忍者軍団を率いているぞ

その設定を聞いても驚かない、真田広之の安定感すごい

「真田広之、日本が舞台の海外映画ではサムライかニンジャ説」を推しておくとしよう……あと、角田信明と小川直也がカメオ出演している

ゴリッゴリの格闘家筋なのにカメオ出演というのが、趣深い
『G.I. ジョー 漆黒のスネークアイズ』(2020年公開)

めっちゃ新しいやつじゃない

異世界ニッポンの教科書みたいな映画だ

やっぱり岸和田城……

そう、岸和田城に住んでるのかよ!という度肝を抜く設定だ
『ラストサムライ』(2003年公開)

トム・クルーズと、日本の俳優陣が共演した豪華すぎる映画だ

興行収入100億円を超えた大ヒット作じゃないですか

撮影地が日本ではなくニュージーランドだったため、植生に違和感があって、日本を舞台にしているのに日本じゃない感じが出ていたよね
『47RONIN』(2013年公開)

次は、こちらも親日家、キアヌ・リーブスが主演を務める『47RONIN』だ

大石内蔵助役は真田広之だ

安定感!

赤穂浪士の話なのに、KOEIの三国志みたいなビジュアルだよ
『キル・ビル Vol.1』(2003年)

アニメーションシーンを作るために、タランティーノが単独でProduction I.G.を訪れて、当時応対したスタッフが「あの、タランティーノが来てるんですけど」はウソのような本当の話だからな

日本への愛が過ぎる……

ユマ・サーマンの「キリタイ ネズミガ イルノデス」

ルーシー・リュウの「タナカノオヤブン、ハラニイチモツ オアリノヨース、ゼヒ ホンネヲオキカセイタダキマショー」

ヤクザの組長として國村隼さん、刀鍛冶として千葉真一さんを登場させたり、日本への愛が過ぎる……

愛ある異世界ニッポンは楽しい気持ちになるよね
『SAYURI』(2005年公開)


さあ、来たぞ。本命の異世界ニッポンだ

SAYURI……?誰?

チャン・ツィイーが芸者で英語を喋るぞ

日本なのに全く日本ぽくない

なお、2022年現在配信されていないので、興味があればTSUTAYAかゲオに行くといい
異世界ニッポンのまとめ

日本でロケをしていれば、違和感はないんだけど、セットとして日本を作ったり、CGで構築してしまうと、どうしても日本っぽくならないんだね……

僕たちは、日本人の日本映画を見ているから、日本がこう見えているだけであって、海外から見たら日本は「異世界」なんだね